ぱうえるの雑談屋

日々の生活のとりとめのない雑談をゆったり紹介

君たちはどう生きるか

名作に出会う

言わずともしれた大名作「君たちはどう生きるか」。

最近自由に使える時間ができたので、自分の心を磨かねばと考え、その一つとして、今まであまり触れてこなかった読書に手をつけて見た。

…とはいうものの、何から当てをつければいいんだああああ!!

全く見当もつかなかったので、サイトやYouTubeを駆使して調べて見た結果、やはり不朽の名作に手をつけるのが先決だという結論に行き着いた。だからこそ、今更ながら「君たちはどう生きるか」を読み始めたのだった。

そして読み切った。いやあ、本当にいい作品だなあ。心にしみる最高の作品と言えるくらい、大好きな詩的な表現も多く、共感と発見の多い時間であった。時代背景も違うに関わらず、人間の根幹は時代を経ても変化が少ないのかもしれない。

少しばかり、僕の感想にお付き合いください。

 

あらすじ

中学生のコペルくんと呼ばれる男の子の体験や、コペルくんの叔父さんとの会話で大切な心持ちを学んでいくお話。コペルくんは、勉強が得意ではあるが、身長はそれほど大きくなく綺麗な心を持った少年である。また、コペルくんには3人のお友達がいて、頑固で堂々とした面持ちの北見くん、大豪邸に住む色白で細身の水谷くん、豆腐屋の息子で運動も勉強もイマイチであるが優しい浦河くん。これらの登場人物が織りなす、様々な事件や会話を通して、時には喜び、時には苦しみながら大切なことを学んでいく感慨深い物語だ。

 

立派な人

立派な人と聞いて、あなたは誰を思い浮かべるだろうか。大企業の社長さん、メジャーリーガー、哲学者、はたまた、身近なお友達や家族。様々な人を思い浮かべるだろう。

では、なぜその人物は立派なのだろうか。成功しているから、金持ちだから、人並み外れた努力をしているから、誰にでも寛容で優しいから…。

僕も、立派な人になりたい!!じゃあ、金持ちになったり、尋常でない努力をしたり、果てしなく優しくなったりする必要があるのか。

なーんて考えていたのは、この作品を読む前。

本文では、叔父さんがコペルくんに対してこういった。

「君自身が心から感じたことや、しみじみと心を動かされたことを、くれぐれも大切にしなければならない。」

 

まさにこれである。いくら頭の中で「こうすべき」と思っていても、僕のような意志の弱い人間は怠慢になってしまい続かない。そしてそういう行動をする本物の価値を理解できない。

一方で、自分が体験したことを深く考えて心の奥から学んでいくことで、立派な人へと成長していくのだろう。心を磨くには、頭ではなく心で学ばなければならないのだ。

 

まとめ

これからは、自分と体験をじっくり見つめなおし、心でどう感じたか、なぜそう感じたか、どうすべきだったかを考えていこうと決意した。感動したならどこに感動したのか、怒ってしまったのならどうして気に入らなかったのか、嬉しかったならどうされたのか幸福へと繋がったのか、それらをいちいち考えねばならない。そう強く思いました。

まだまだ書き足りないことも多いので、また感想を書き連ねるかもしれません。笑

長文を読んでいただき、ありがとうございました。

最後に、皆さんにお尋ねしたいと思います。

君たちは、どう生きるか。